ドルフィンおきなわのコラム

一年限定、月に2~3回、ゆるゆる更新。くすっと笑えて、ときどきダイビングのはなし。

遊牧民のこと

おしぼりコースター。

 

『うちなーんちゅ(沖縄県出身者)』 or 『ないちゃー(県外出身者・本土の方)』 を一瞬で見分けられる方法として、頻繁に紹介されている。

 

慣れとは、怖いもので、『ないちゃー』の私も、無意識でやっている。

 

出張に出た際でも、気が付けばグラスの下には、おしぼりが。 もう、これ癖。

さらに言うと、年に何度も来沖される 沖縄フリークの方々にも “おしぼらー” は多い。

 

なので、 それだけで見抜くことは難しいと思う。

 

あっ、 おしぼりをコースター代わりにする人を、私は勝手に、

 

“おしぼらー”

 

と、呼んでいるだけ。

 

沖縄でこう呼んでいる人は、たぶん、誰もいない。

 

“ぼりスター”(似たようなレコード会社があったよな)

“ぼりコ―”(ヤンキー?ポリコ―?センコー?)

“しスター”(姉妹?)

“おしコー”(・・・ダメダメ)

“ぼりさん”(先輩にいる)

 

など、過去使ってみたが、 色々と思う部分、諸事情があり、 今では“おしぼらー”という名に収まっている。

 

「そもそも、なぜ見分ける必要があるのか?」 と、疑問に思いつつも、沖縄外に飛んだ際に「もしかして、沖縄ご出身の方ですか?」 と、お声かけする判断基準がある。それは、以下の3点セットがすべて揃った時。

 

①:顔立ち→くっきり

②:苗字→沖縄の地名に由来している

③:イントネーショ→「だからよー」

 

うん。

これなら、おしぼりがなくても大丈夫。

 

生まれも育ちも沖縄ではないが、 さすがに6年も沖縄という土地にお世話になると、 我が地元という感情が湧いてくる。 予想外の場所でバッタリ、『うちなーんちゅ』の方にお会いすると『世界の村で発見!こんなところに日本人©テレビ朝日』 的な感覚で、何だか嬉しくなってしまう。

 

「私も、沖縄にいるんですよー!」 と、ついつい話しかけてしまうことが多い。

 

そんな私は、

①:顔立ち→のっぺり、でもないし、それほど、くっきり感満載でもない。微妙。

②:苗字 →偶然!?にも、沖縄にもある似た名前。 ただし、苗字の下に城が付く。

③:イントネーション →仙台弁・標準語・うちなー口(沖縄方言)が混じった雑種。

 

うちなー口(沖縄方言)が強い方と一緒にいると、そちらに引っ張られる傾向だが、  酔っぱらってくると、自分でも、どこの言葉で喋っているのか?訳が分からなくなる。

 

そして、すべてが中途半端になり、どこに行っても、「訛ってる」「キモイ」と言われる悲しい結末に。

 

そう、私は、

『うちなーんちゅ(沖縄県出身者)』 or 『ないちゃー(県外出身者・本土の方)』

の判定がつかない、さすらいの遊牧民

 

「あえいうえおあお かけきくけこかこ」

発音を戻さねば、と ひとり、標準語の発声練習をする春の夜なのである

 

 

 

〆のステーキのこと

 

「沖縄は、〆のステーキでしょ?」

アメリカンなステーキを最後に食いたい」

 

と、ケンミンショーネタの猛プッシュ。 

 

“〆のステーキ” は、都市伝説。

 

事実、私自身も、あまり“〆のステーキ” 体験はしたことがなかったし、

移住者・沖縄の方問わず、私の周囲から、「“〆のステーキ” でも行きますか?」

なんて、セリフは聞いたことがなかった。

 

あくまでも、私が想像するに、

遅くまで開いている店がない中で、 ステーキ屋は、割と遅い時間まで営業

  • 都内に比べるとラーメン店が少なく、〆のラーメン文化が根付いていない(ここ最近は増えてきたが)
  • 24時間営業の有名な、  うちなー食堂のメニューに、ステーキがある

 

と、いう事象が脚色され、“〆のステーキ” という都市伝説が生まれたのではないかと。

宮古島の繁華街の中心部にある「喫茶レオン」のステーキが発祥という説も・・・)

 

 

が、これが、どうも都市伝説ではなくなってきた。

 

『いきなりステーキ』も沖縄進出を果たし、沖縄生まれの『やっぱりステーキ』も全国に進出している。

 

昼11時から、朝7時まで営業という、スーパー肉野郎の強者店も出現し、連日多くのお客さんで賑わっている。

 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

 

ある意味、その言葉に洗脳されるように、都市伝説が伝説ではなく、リアルになってきている感じにビビりつつ、

 

“〆のステーキ” 

 

という、沖縄文化形成の一翼を自分も担っている感じがして(おこがましい!)

ついつい、客を引っ提げ、スーパー肉野郎の強者店に突撃してしまうのである。

 

なお、〆のステーキに限らず、

基地近くのステーキ屋で、日本のような上品な肉だけではなく、ゴリゴリのアメリカンなステーキにむしゃぶりついている米兵を見ると、日本人はつくづく農耕民族だなと感じるのである。

 

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牛歩戦術のこと

 


本屋。

あの空間が好きだ。

 

店頭で手に取り、ページをめくって品定め。

気がつけば、数時間、滞在しているなんてことも。

 

街の本屋のみならず、大型書店も、圧倒的に少ない沖縄県

都道府県別書店数では、下から数えて、全国で10番目以内にランクイン。

 

そのせいもあってか、書店に訪れた際は「せっかく来たから・・・」と、

ついつい、滞留時間が長くなり、まとめ買いをしてしまう。

 

 

この時期の沖縄は天候が不安定。

定期的に寒冷前線が通過し、荒天と晴天が交互に訪れる。

沖縄=年間通して『青い海・青い空』は、旅行会社やエアラインが作り上げた “幻想” の世界。それは、主に夏だけのもの。

 

確かに、都内よりも気温は高いが、年中半袖・短パンで終日過ごせるハワイ的な要素はない。

ビーチもクローズ、海水浴は不可。

北風の影響より、ダイビングボートの出航率も、ガクンと落ちる季節。

 

琉球ガラス、シーサー作り、やちむん焼き、ミンサー織りなど伝統工芸体験。

美ら海水族館琉球村、おきなわワールドなど観光施設行脚。

ひめゆり平和記念資料館、沖縄県立博物館・美術館など資料館巡り。

オリオンビール泡盛酒造所など工場見学。このシーズン限定のホエールウォッチング。

 

冬の沖縄・雨の日の過ごし方は、数あれど、ヨーロピアンのバカンス気分で、

沖縄内の書店で、のんびり本を見繕う、ホテルでゆっくり読書なんぞ、いかがたろうか。

 

那覇市内中心部にある、某大型書店。

2009年4月にオープンした日本最南端のこの書店には、

都内では出回っていない、在沖縄の出版社が発行する良書が並ぶ。

衣食住から、観光情報・歴史・文化、料理・政治・宗教まで、その数15,000冊以上。

 

ここまで、『沖縄関連本』を取り揃えているところは、なかなかないのでは。

 

もちろん、売り場面積、在庫数150万冊は、沖縄最大。

 

通常流通には乗らない『沖縄本』が発見できるとあって、

沖縄好きの方なら、きっと、ワクワクしていただける場所だと思う。

 

私の場合、ココで見つけ出した一冊をお土産とし、引っ提げて行くことも多々。

結構、喜ばれている。

 

ついでに、参考情報をひとつ。

 

ゆいレール(モノレール)の最寄り駅は美栄橋(みえばし)駅。 

ちなみにゆいレールの改札に切符を通す “吸い込み口” はない。

(昔は吸い込み式だったのだが・・・)

 

切符の先端に印字されている、QRコードを読み取り口に、ピタッとかざして通過する。

SuicaPASMO等の主要交通系ICカード相互利用も不可。(2020年3月10日から利用可能)

 

このQRコードが、尋常じゃなく読込みされない。

ほんと笑ってしまうほど。

出るときもQRコードをかざして、出た後は捨てる。

なぜ吸い込み式からQRコードに変えたのか、いまだに理由が分からない。

 

となると、必然的に、急ぎ足で通過することは不可能。

改札に挟まれること間違いなし(それはそれで、ご堪能いただきたいが)。

必然的に、“牛歩戦術” をとる羽目になる。

 

「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」

 

ここは、沖縄。

探し当てたお気に入りの本を片手に、のほほんとゆいレールに揺られるのも悪くない。

 

 

 

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ヤギのこと。

 


「 “ヒージャー” と “シージャー” だけは間違えるな」

 

沖縄に移住した際に、現地の同僚から貰ったアドバイスである。

私だけかと思いきや、移住者が割と指摘される “沖縄あるある” 的なもの。

 

それぞれ、うちなーぐち(沖縄方言)で、

“ヒージャー” =ヤギ

“シージャー” =先輩、年上の方、兄、姉 

を、表わす。

 

沖縄入りした方々をお迎えする際、

「沖縄の人って、ヤギを食べるんでしょ?」

と、聞かれることがしばしばあるが、誤解がないように先に言っておきたい。

 

・別に、毎晩、ヤギを食ってるわけではない。

・沖縄でも、ヤギ(料理)が苦手な方もいる。

 

代表的なヤギ料理は、 『ヤギ汁(ヒージャー汁)』 『ヤギ刺し(ヤギの刺身)』。

『ヤギ汁(ヒージャー汁)』は、 結婚・入学・卒業・引っ越し・新築など、沖縄で祝いごとがある際に食される、おめでたい食べ物。栄養価が高く、スタミナ食・滋養食として効能があると言われ、店で食べると、一杯1,000円以上する高級品。スタミナ・滋養食なので、結婚式で、新郎新婦に食べさせるという風習もあるらしい。

 

ヤギ汁は、癖があるものが多いので、

ヒージャー” 処女 “

ヒージャー” 童貞 "

の皆さんには、まず『ヤギ刺し』から トライすることをオススメしている。

 

汁に比べて、独特のニオイが少なく、 部位によっても異なるが、いわゆる、食感コリコリ系。おろしニンニク・おろし生姜・醤油等につけて食べる。

 

お店によっては、『ヤギの “睾丸” 』 を出してくれるところもあるので、

ふ・で・お・ろ・し・が・と・も・ぐ・い。 (筆おろしが、共喰い)

にならないよう、 “ヒージャー” 童貞の皆さんには、どうかお気を付けいただきたい。

 

また、飲んだあとの締めとしての需要も高く、ラーメンではなくヤギ汁を締めに食べる風習は那覇から離れるほど強く、ヤギ汁屋も夜中までやっている。

その時はぜひ温かいお茶で召し上がっていただきたい。脂分が強く、冷たいビールなどと一緒に食べると「だめだよ!脂が固まるさー!」とおばぁに叱られてしまうのである。

 

なお、那覇市内の都心を離れると、草むらや畑に、繋がれているヤギがいる。 その多くは、ペットとして飼ってるわけではない。

 

 

 

 

まあ、そういうことなのである。

 

 

 

 

沖縄の方は、目上の人をとても大切にする。

在学時代が被っていなくとも、同じ学校の卒業生であれば、“シージャー” は、絶対。

(私立等の一貫性の学校が少ないせいか?) 大学繋がりより、中学、または、高校の繋がりが強い。

 

「やー、何中ば?」

「○○中です」

「じゃ、○○知ってるね?あれ、俺の○○さ」

 

と、一気に距離が近くなり、必ずと言っていいほどどこかで人と人とが繋がってくる。

仕事で揉めていても同じ学校出身者だとわかるとスムーズに事が進む、なんてことも。

 

“シージャー” が絶対な分、めちゃくちゃ可愛がってくれるのである。(移住者としては、何とも羨ましい部分)。

 

そして、他の地域より同窓会も多い印象。 

告知方法は、道に掛かる横断幕。

 

『○○中学校 第○期生 同窓会開催』

 

日時・場所・会費等の案内とあわせて、個人情報ってなんですか?と言わんばかりの幹事のケータイ番号が載った、横断幕が道路沿いのフェンスに設置されている。

男女それぞれ幹事がいて、女性はカッコ付きで、旧姓を補足記載。

人通りの多い、というか、その学校出身者が多く通るであろうルートに設置されていることが多い。

 

SNSがこれだけ普及した今でも、横断幕を見た同級生等が、いついつにどこどこで、同窓会やるみたいよ~。と伝えていくケースが多いとか。

 

車社会の沖縄ならではである。

 

その珍しさのあまり、パシャパシャと写真撮影をしている観光客の方を、たまにお見かけするが、マスキングなしでのSNS拡散はご遠慮いただきたい。

 

沖縄への観光客は、リピーターが7割。

“俺、沖縄知ってるぜー” 臭ムンムンの、自称沖縄フリークの皆さん。

うちなーぐち(沖縄方言)を使うのは良いですが、調子に乗るあまり、誤って、 『“シージャー” 汁』 と、注文しないように、ご注意いただきたい。

 

「同じ中学出身だったら、ぶっ飛ばしてる」と、怒れらること間違いなしである。

 

 

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持ち物のこと。

 


シンプル イズ ベスト。

 

海外渡航の場合、荷物が少なければ少なくなるほど税関で止められて、あれやこれやと聞かれる確率が上がる。特に、那覇空港国際線の場合。

 

やっぱり、私、怪しいのであろうか。

 

もともと荷物は少ない方なのだが、一度、訪れたことがある場所に再訪する場合、

ほとんど手ブラに近い状態になる。

 

持っていくのは、カバン一つ。

  • 財布(カード&現金)
  • スマホ&充電器
  • ポケットwifi
  • ペン&メモ帳
  • マスク
  • サングラス
  • 文庫本
  • 自宅の鍵
  • 最小限の着替えと洗面道具
  • 洗濯洗剤(小袋2つ)

 

海外渡航の場合は、上記にプラスで、

  • パスポート&コピー
  • エアチケット

 

程度。

 

よほどの長期、または、ダイビングではない限り、大型スーツケース(器材)が登場することもない。

 

必要になれば、現地で調達すれば良し。

下着は現地で洗えば良い。

 

ただ、俗に言う、“バックパッカー” とはちょっと違う、と自分では思っている。

 

『宿を予約していない』

『なんなら、空港で寝る』

なんてことは、皆無。

 

弾丸が多く、時間を無駄にしたくないので、

当然、『何をするかもノープラン』ということはなく、

分刻みではないが、ゆるゆるでもない、

私にとって、ちょうどよい塩梅に予定を組んでいく。

 

『○日○時に○○で○○を食う』とまで、ガチガチには決めていかないが、

『滞在期間中、名物の○○は食いたいな』

『○○だけには、行っておきたいな』

くらいの目星は、付けていく感じ。

 

もちろん、現地の下調べ、それに伴う手配関係は事前にきっちりと行っている。

 

 

10代~20代前半の若かりし頃はかなり綿密に計画を立て、

“念には念を” ということで相当な荷物持ちだったが、

ひいこらひいこらと空港まで重い荷物を引っ提げるのが嫌になり、

そのうち、自宅から空港(または現地)まで荷物を発送するように。

 

「うぅーん、身軽」

「最初から送れば良かった、楽チン」

 

しばらくは、そんな風に感じていたが、荷物引取り&受け取りの日程調整の手間、

自宅で待機しなければならないという拘束感がある割には、

送ったものの、結局、使わないことが多く、

それもアホらしくなり、徐々に荷物が減っていった。

 

当時は、同じ場所に同じ期間、同じ目的で行くのに、自分より明らかに荷物が少ない友人を見て、

 

「え??荷物そんだけ?」

 

( “念のため” の想定してないでしょ?)

(後から、必要になっても知らないよ)

(困っても、ぜってぇー、貸さねぇー)

 

と、人として、“クズ” レベルのことを思っていたが、

そうなったらなったで、どうにかなる、というか、自らどうにかするもので、

今、振り返ると、彼らの方がすこぶるシンプル。

いろんな意味で自由度が高かった気がする。

 

荷物の多さ、ということではないが、歳を重ねれば重ねるほど、

極力シンプルでありたいな、と、思うようになってきた。

 

追われる毎日を送っていると、気が付けば、余計なものばかりが増えている。

そして、ここぞというときに、それらが足かせになる。

なんてことが、ある。

 

いつでも、身軽でフットワークの軽いオッサンでありたい。

 

 

そんな事を思った2019年の大晦日

 

 

みなさま、来年もよい旅を。

 

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いっぺーまーさんのこと。


いっぺーまーさん。

 

うちなーぐち(沖縄方言)で、 「とても美味しい」の意味である。

人口10,000人あたりの飲食店数、日本No.1の沖縄県

 

沖縄で最も盛り上がっているエリアのひとつ、 栄町(さかえまち)で店を構える 某オーナーシェフと、先日、こんな話になった。

 

私 「お客さんになんて言われたら、嬉しい?」 「うまい!とか、美味しい!とか、聞き飽きてるでしょ?」

 

Sシェフ  「そんなことないですよ」 「ふつうに、おいしかった、も嬉しいですよ」

 

私は、ほとんど、メニュー表を見ない。

「野菜が食いたい」 「チーズ系、ガツガツの濃い目」 「カラダが魚を欲している」

と、その日の気分と体調で、 なんとなく、ほしいものの方向性だけを伝え、権限委譲。

気心が知れているお店では、 大将・シェフにすべてをお任せをし、 その日のオススメを出してもらうのが、 最も良いと思っている。 (そして、それは、ある意味での戦い)。

 

また、それを実現してくれる 素晴らしいお店が、たくさん存在する。

 

まさに “めんどくさい” を絵に描いたようなオッサン。 だからこそ、「うまい」とか「美味しい」とかありふれた言葉ではなく、 それらを超越するような、戦いの勝者に敬意を示す、 『キラーフレーズ』を開発したい と、つねづね、思っている。

 

どんな忙しいシェフでも、 その言葉が聞こえると、思わず、 「え!?(ビックリ表情だけど、ちょっと顔は笑っている)」 と、振り返ってしまうような、爆弾的なもの。

「味の宝石箱や~」by ©彦摩呂先生 を超える、インパクトのあるもの。

 

しばらくの間は、「天才」という言葉を使っていたが、 あまりに乱用しすぎて、それが癖になってしまい、「なんかそれ、ちょっとバカにされてる感じがする(笑)」

と、某和食店の大将から苦言を呈されてしまった。

 

(・・・たしかに。これは、急務だな)

 

それ以来、新ワード開発プロジェクトを発足し、 同案件のクローズを急いでいる。

 

一般的には、 『本当においしいものに出逢った時、人は言葉が出ない』 と、聞く。

私はそこまでの境地には達していない。 悟りを開くにはまだまだ時間が掛かりそうだ。 (そもそもグルメライターでもないし)。

 

上記を含め、以下の4パターンの導入を検討。 しかし、私に当てはめて考えると、 いまいち、パッとしないので、 今回は、すべて見送りすることにした。

 

  • その① 『言葉が出ない(と、あえて口に出して言う)』

完全に逃げている。 語彙力の無さを棚に上げている感じがして、 今後、自身の成長が見込めない。 はい、見送り。

 

  • その② 『黙って、一筋の涙を流す』

怖い。 オッサンの静かな涙ほど、恐ろしいものはない。 はい、見送り。

 

  • その③ 『うぅぅぅぅ~(擬音語で唸る)』

呪われそう。 もしくは、 「とうとう、コイツ発作でも起こしたか」と思わそう。 はい、見送り。

 

  • その④ 『(うんうんうんうん)と、ひたすら、うなずく』

首が腱鞘炎になる。 はい、見送り。

 

 

Sシェフとのアイデア出しの結果、

 

「宇宙!」

「負けた」

「お手上げ」

「もう、降参」

「エロい」

 

と、新しい候補者たちが登場してきた。 これは、急いで、選定緊急会議を招集しなければ、である。

 

そして、この日も、Sシェフに軍配。

『これでもか!のチーズ祭り』に、 ③のパターン(アレンジヴァージョン)で、 思わず、唸ってしまった。くわばら、くわばら・・・。

 

Sシェフ、「負けた」。 くわっち~さびたん!(ご馳走様でした!)

 

ちなみに、沖縄の方が「いっぺーまーさん!」と 日常会話で使っているシーンは、一度も見たことはない。

 

ふつうに「おいしい」「美味い」と言われている。

 

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猫のこと。

再び、東京から沖縄へ。

 

「わー!」「きゃー!」「うぉー!」

毎度おなじみ、離陸時の大歓声・拍手喝采

この時期、7割程の確率で、修学旅行の学生さんと同じ便に乗り合わせる。

今回も然り。あぁ、初々しい。

 

私が、そういう星の下に生まれてきたのであろうか、

昔から、小さいお子さん連れのご家族、または、母子お二人と隣席になることが多い。

 

「子供は泣くのが仕事、文句を言うのは筋違い」

「ギャーギャー喚く、子供を飛行機に乗せるな」

 

心が狭いだの、広いだの、大人げないなど、

飛行機の子供ネタになると、だいたい、そんな論争になりがちだが、

正直、私は、どっち派でもない。

 

「いぇーい、貴重な睡眠タイム!」

でもなければ、

「さぁ、雲と空と夕陽の撮影タイム!」

でもなく、

着席と同時に、予め、機内でやるべし!

と、決めてきたタスクをこなすための“作業モード” に集中してしまうからである。

 

そして、泣く泣かない以前に、ほとんどの場合、フライト中、なぜか私は、

じっーーーーーーと、子供に観られてる。

 

時には、前列シートの隙間から、

時には、通路を挟んで、隣の席から、

時には、後方座席の上部から、

 

「へぇ、世の中に、こんなオッサンがいるんだ」

 

と、言わんばかりの、何とも言えない表情で、

ひたすら、じっーーーーーーーーと、

眺められているのである。

 

いつも視線を感じ、顔を向けると、可愛らしい子供の顔が、目が。

たまに、手なんかも伸びてきて、さすがにこれには、ついつい、ニヤニヤしてしまう。 

 

この『機内子供視線釘付け事案』と、似たようなケースで、街を歩くと、

犬猫の視線を、わりと引き寄せている気がしている。

 

沖縄は、町中に、猫(野良を含む)が溢れているのだが、

なぜが、私に、猫が寄ってくる。

 

ベンチに座って、スマホをいじっていたり、人待ちしている時に、

「まいど、お待たせ!」と言わんばかりに、ひょっこりと、膝の上に乗ってくる。

 

私がダイバーということもあり、魚類の香りでも漂っているのだろうか?

(ここ最近、潜ってないけど)

もしかして、ケツに、グルクン(タカサゴ)でも挟まっているのではないか?

と、思わず確認してしまうほどである。

 

先日も、犬猫を飼われている友人宅にお邪魔した際、

『家政婦は見た ©テレビ朝日

by 市原悦子バリの熱い視線を感じ、振り返ると、

友人夫妻の愛猫とバッチリ目があって、たまらず爆笑してしまった。

 

ちなみに、私は、自宅で動物は何も飼っていない。

 

残念ながら、飼育放棄による、捨て犬・捨て猫

迷子、放し飼いなどの理由により、沖縄県では毎年、約5,000頭の犬猫が殺処分されているそう。

 

2005年度、2009年度は、全国最高頭数。

2011年度は、6,262匹と全国ワースト4位。

(08年度〜13年度の5年間で48%まで減少)

『殺処分』って言葉自体が、何だか、酷い、悲しい響きだなと。

 

 

「◯日に、有給いただきます。猫の面接のため」

というおかしな話を聞いた。

 

「ん??猫の面接??」

てっきり、私の聞き間違いかと思い、後日、詳細を聞いてみると、

動物可の賃貸物件へ引越しする際、本人ではなく、

『動物と大家さんの面接が必須』という、マンションだったらしい。

 

大家さんは、動物と会話できる!?そうで、

猫と1対1での面接。

同席はしたものの、あくまでも、保護者として参加。

終始無言で終了。

 

「うちのマンションの方針に、合っている」

ということで、見事、合格。

無事に、入居可となったそう。

 

(以前の)自宅前に捨てられていた子猫を拾ったが、

動物不可の物件だったので、引っ越しを決意。

不動産屋を駆けずり回って見つけた場所がそこだった。

 

「たぶん、そのへんをアピールしてくれたんだと」

「猫語は、喋れませんが、そんな気が(笑)」

 

そう笑いながら話す。

何だか気持ちが、ホッコリした。

沖縄も、こんな人が増えれば良いな。

 

その大家さんに逢いに行ってみたい、と思った。

 

 

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