ドルフィンおきなわのコラム

一年限定、月に2~3回、ゆるゆる更新。くすっと笑えて、ときどきダイビングのはなし。

エンターテイメントのこと。

 

 

 

国際通り」から1本入ると、そこは別世界。

 

地元民が訪れない場所「国際通り」。

今や、インバウンドの外国人で溢れかえり、

ホテルも建設・開業ラッシュである。

 

人口に占める飲食店の割合が日本一の沖縄。

国際通り1本奥に入るだけ。

そこには、バラエティ豊かな飲食店が軒を連ねる。

 

人口140万人しかいない地方都市で、

これだけたくさんのジャンルの店が徒歩圏内にひしめくのは、ここ、沖縄だけである。

 

―――

沖縄在住者あるある。

 

この時期、沖縄マジックに掛かった方々から押し寄せる「美味い沖縄料理を食いたい」というリクエスト。

毎年、それを打っては返し、打っては返し。

千本ノック状態。

 

「だ・か・ら、沖縄料理屋ってジャンルの店は、沖縄にはないの」

と、今年も、呪文のように唱え続けている。

 

沖縄料理屋。

三線の音色に合わせて、みんなでカチャーシー(沖縄特有の踊り)を踊ってオリオンビールを飲む。

それは、観光客のみをターゲットにした国際通り沿いの店だけ。

 

エンターテインメントとして作られたのもの。

 

ハワイにいって、フラダンスが見ながら食事が出来るハワイアンレストランに行くのと同じ。

もちろん、エンターテインメントショーとして、それを楽しみたい方にはおススメ。

ただし、ほとんどの場合、

 

 

 

「美味い沖縄料理を食いたい」という要件は満たしていない。

 

 

 

 

―――

では、「美味い沖縄料理を食いたい」という要望に対して、どうお応えをしているのか?

 

私は、うちなー食堂(沖縄食堂)をおススメしている。

離島を含め、沖縄県内各所に点在する食堂。

 

24時間営業しているお店もあり、腹一杯、観光客の皆さんが大好きな、チャンプルー料理が味わえる。

 

 

ひとつ、注意点としては、

ゴーヤーチャンプルー

「豆腐チャンプルー」

とメニューに表記があっても、それは、単品ではなく、定食。

もれなく、米と吸い物が付いてくる。しかも、結構なボリュームで。

 

それを知らず、居酒屋で単品メニューを頼むノリで注文し、

大量に出てきた、定食達を眺めながら

呆然としている観光客をよく見かける。

 

だから、おばぁが、

「そんなに食べられるの?」って聞いたのに。

沖縄のおばぁの言うことは、素直に聞くべしである。

 

ちなみに、観光客が大好き「海ぶどう」は、うちなー食堂には、置いていない。

 

地元民は、海ぶどうは食わない。

 

一切と言って良いほど食わない。

 

海ぶどうは、観光客用のもの。沖縄料理ではない。

もし、あなたが入ったお店に、海ぶどうがあれば、それは観光客向けのエンターテインメント店だと認識してもらってオッケーである。

 

―――

地元民のほんとのソウルフード

それは、沖縄そば

家でも食うし、外でも食う。

 

チャンプルー系は、家のご飯“というカテゴリーなので、わざわざ、外食した際にそれを頼むことはしない。

家では作らないもの、作るのが面倒なものを好んで注文するのが、地元民なのである。

 

そんな、地元っ子も通う沖縄そば屋にも、ここのところ変化が出てきている。

 

 

沖縄古民家風の外観。

ざわわ♪ざわわ♪ざわわ♪ざわわ♪

 

自然と脳内に、この音楽が流れ出す雰囲気

「これこれ、これが沖縄じゃん!」

という佇まいの沖縄そば屋。

 

「いらっしゃいませ」

 

お出迎えしてくれるのは、

沖縄のおばぁ、ではなく、はい、ネパール人。

 

うんうん、何も悪くない、誰も悪くない。

これも、時代の波。

 

都内はベトナム人が急増しているが、

沖縄はネパールの方が多い。

都内同様、コンビニのスタッフはそのほとんどが外国人。

沖縄の場合は、ネパール人スタッフがほぼ。

 

あんなに煩雑な業務を、

しかも日本語でやりとりしてこなすなんて、

ほんとに凄いなといつも感心してしまう。

 

ただ、沖縄そば屋で、沖縄感を味わってもらうには・・・ね。

そこだけは、沖縄の地元のおばぁが出てこないと・・・

と、ついつい苦笑いをしてしまうのである。

 

ちなみに、私の行きつけで、

ネパール人しかいない、タコ焼き居酒屋もある(笑)。

 

関西人ではなく、勤勉なネパール人スタッフが見事な手さばきでタコ焼きを焼いてくれる。しかも美味い。

 

これもまた、沖縄の新たな魅力なのかもしれない。

 

―――

昼飲みできる店も、那覇を中心に、急増中。

 

沖縄の地元民は、「沖縄料理屋」というエンターテインメントジャンルの店ではなく、

イタリアン、焼肉、寿司、フレンチ、中華、和食、スペインバル、韓国料理店、アメリカンダイナー、居酒屋などなどで飲んでいる。

 

そう、都内と何も変わらないのである。

 

一口で那覇と言っても、久茂地エリア、泉崎エリア、西町エリア、小禄エリア、

新都心エリア、安里エリアと、街によって特色が異なりそれぞれの街に、毎日飲み歩いても、回りきれないほど飲食店がひしめく。

 

都内と違うのは、そんな特色が異なる街を、歩いてハシゴ酒をすることが可能という点である。

 

那覇市内から、浦添市宜野湾市沖縄市などに足を伸ばすと、さらにその幅は、広がる。

 

「ホステス募集、ただし60歳以上」

の条件つき求人がデフォルト。

なかなかの香ばしさを放つ町、栄町(さかえまち)。

 

カラオケ唄い放題、泡盛飲み放題で2,000円。

昭和感満載のスナックが今も元気に営業する、普天間(ふてんま)。

 

米軍基地がすぐそこ。

アメリカンな雰囲気がムンムンの沖縄市などなど。

 

どう?聞いただけでも、ワクワクするでしょ?(笑)

 

「沖縄料理が食いたい」と言っている場合ではないことをそろそろ自覚していただきたいのである。

 

 

さてさて、今日も、ナイトディープダイビングに出かけるとしよう。

 

 

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