ドルフィンおきなわのコラム

一年限定、月に2~3回、ゆるゆる更新。くすっと笑えて、ときどきダイビングのはなし。

貞子のこと

10月に入り、 

沖縄も、朝晩は、いくぶんか涼しくなってきた。

 

夏の風物詩?『路上寝』姿を晒す人たちも、段々と減ってくる季節だ。

 

 

「沖縄は凍死しないから」

(冬はそこそこ寒いので、そんなことはない気もするが)

 

「終電文化がないから」

 

オトーリがあるから(※)」

 

 

特に夏場は、ヘベレケになって

車道や歩道で眠ってしまっている “ネムラー” の方をよくお見かけする。

 

公園や駅のベンチではない。

あくまでも、“ネムラー” の聖地は『路上』である。

 

 

ちなみに、この『路上寝』。実は、道路交通法76条違反。

『道路における禁止行為』に該当し、

違反者には、5万円以下の罰金が科せられるそう。

 

罰金よりも何よりも、路上寝によって車との接触死亡事故も毎年後を絶たない。

 

 

オトーリがあるから(※)」

の、宮古島警察署では、2012年頃から、『路上寝』パトロールを強化し、

該当者には『警告書』を出しているらしい。

 

 

オトーリ(御通り)は、宮古島で行われる飲酒の風習。

その日の参加者の中の『親』が、立って口上を述べた後、

同じ杯に酒を注ぎ、隣の参加者に渡す。

注がれた酒を飲み干し、杯を黙って『親』に返す。

『子』は『親』から受けた杯を一気に飲み干さなければならない。

『親』と『子』が延々変わり続け、ひたすら飲み続けるという地獄のイッキ飲みの風習で、ついつい深酒してしまうという流れ。

 

 

 

 

私が目撃した中で、

最も強烈だったのは、『貞子3D~沖縄路上編~』。

 

雨がザーザーと降る、深夜27時。

路上に、天を仰いでいる、とある物体が。

 

恐る恐る近づいてみると、

口を全開に開き、空に向かって寝ている、20代女性の姿。

 

ご自慢のロングヘアーが、貞子ばりに

顔面や路上にベッタリと貼りつき、

白地のスカートも半分めくれ上がっている。

気持ち薄目で白眼を剥き、今にも口から魂が出て行きそうな面持ちだ。

 

「え?ご臨終系?」

「彰晃さん?ポア中?」

「リング? 3D続編撮影中??」

 

我々は、某店の周年祭のお祝いを終え、

男女数名で、移動している最中。

 

沖縄は狭いもので、そのうちの1人が、

この貞子さんと知り合いだったので、

すぐに、彼女を叩き起こし、タクシーに乗せた。

 

沖縄とて、『路上寝』は、財布等が盗まれる可能性もある。

 

『立つ鳥跡を濁さず』

 

せっかくの沖縄旅行。

醜態を晒すほどの飲酒、“貞子3D” の撮影は、お控えいただきたい。

自戒の念を込め・・・。