ドルフィンおきなわのコラム

一年限定、月に2~3回、ゆるゆる更新。くすっと笑えて、ときどきダイビングのはなし。

賢者のこと。

ある日の機内。

 

読書が全く進まない。

 

隣に座った営業マン(おそらく不動産関連)が、 「セクシー女優」と「AV女優」の違いは何なのか? を、熱く議論されている。

 

移動中の楽しみを奪われ、深いため息をつきつつも、 耳はすっかり彼らが放つ一語一語の虜となっている。

 

しぶしぶパソコンに切り替え、前方テーブルを引き出し、カタカタとキーボードを叩き始め、ふと思う。

 

多くの芸能関係者を輩出している沖縄県

普段の何気ない場面(スーパーやら銀行やら)で、 ムムムムッ、という、 沖縄美人に遭遇することが多い。

 

“顔立ち” くっきり。

 

これが南国美人の特徴。 のっぺり顏の自分としては、何とも羨ましい限り。

 

沖縄での生活が長くなると、 その“顔立ち” (くっきり or のっぺり)で、 『うちなんちゅ(沖縄県出身者)』 or 『ないちゃー(本州出身者)』 を、見分けられる特殊スキルを習得する。

 

那覇市を中心とすると、 ーーーーーーー  糸満方面に南下していくにつれて、 北谷方面に北上していくにつれて、 徐々に、その「くっきり」具合が深くなっていき、 それと共に、美男美女率も上昇していく ーーーーーーー  と、我ながら勝手な持論を持っている。 (那覇の方に怒られるかも)。

 

もちろん、100%の確率ではないが、 これがそこそこ当たっている気がする。

 

沖縄の方も、“顔立ち” で、『ないちゃー』か否かを見分ける技術を持たれており、 どれだけこちらの生活が長くなっても、 私の場合、ほぼ確実に沖縄県外出身者だと断言されてしまう。

 

海に潜るので、色は黒い方。 (そもそもオッサンだし)決してキレイなものではないのだが、 いくら『うちなんちゅ』のフリをしても 「肌質でもわかる」と、一蹴され続けてきた。

 

そして、その度に、「まだまだ、俺は “賢者” のレベルには達していない。もっと精進せねば。そうだ、メタルスライムを探しに行こう」 と、反省するのである。

 

“顔立ち” 以外では、苗字が、最もわかりやすい。

 

沖縄県外でお会いしたとしても、 比嘉さん、金城さん、大城さん、と聞けば、 何かしら沖縄に縁のある方ではないか?と思ってしまう。

 

もちろん、関西人がすぐに関西人を発見できるのと同じロジックで、 イントネーションでも判別可能だが、 決して “うちなーぐち(沖縄方言)” を常用されているわけではなく、 ビジネスシーンにおいては、標準語という方も多い。 当然、会う方すべてが、 三線(さんしん)を弾きながら「めんそーれ」とは言ってくれないので、 それだけで判断するのは難しいだろう。

 

父親が沖縄で、母親が東京。

両親ともに、奄美大島で、生まれは札幌、育ちは沖縄。

 

これらが見極められるようなれば、 やっと、ホンモノの “賢者” として名乗れるな。 そんなことを思いながら、外を眺め出したところで、 間も無く目的地に到着する旨のアナウンスが流れ出した。

 

結局、結論は出ていないままだ。 誰か「セクシー女優」と「AV女優」の違いを教えてあげてください。

 

 

 

同じです、と。

 

 

 

 

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名レフェリーのこと

沖縄県は、人口10万人あたりの

ハンバーガーショップ店舗数が、日本No.1

らしい。

 

と、同時に、

 

県内のファストフード店は、

日本屈指の “スメラー” スポットであると思う。

 

沖縄のファストフード店の週末は(胡散くさい臭をムンムンに放つ)

“スメラー” さん達との遭遇率が非常に高い。

 

なぜこうも引き寄せてしまうのか・・・。

 “スメラー さんが隣の席に。

ご丁寧にも、左右のサンドイッチである。

アーメン。

 

赤コーナー ♪

40代後半であろう男性が、同じく、40代後半であろう男性に、

延々と『金が儲かる方法』を諭されている。

 

青コーナー ♪

50代前半であろう女性が、(社会人1年目?)20代前半であろう女性に

延々と『金が儲かる方法』を諭されている。

 

 

「もっと幸せになりたいと思ってないですか?」

 

「そのためのテクニックがあるのよ」

 

 

両コーナーとも声がデカイ。

デカ過ぎる。

『猪木 vs アリ』ばりの互角の戦い。

全く集中できない。

 

ーーーーーーーー

なぜファストフード店でやるのだ。

とっておき、秘密のノウハウじゃないのか。

そんなに大声で話して良いのか。

あなたのコンペティターが、私の隣にいますよ!

A&Wルートビアのお代わり、至急廃止してください。

(私、飲めないし)。

“スメラー”さん達、一向に帰らないじゃん。

ーーーーーーーー

 

しばらく悶々とする、私。

 

 

「来週もまたココで密会ですね」

 

「今日の感想をこれ(変な紙)に書いて」

 

ーーーーーーーー

これで、やっと集中できる

ーーーーーーーー

 

“スメラー” バンズに、挟まれた状態から解放される気配に、

ホッと胸をなで下ろす、私。

 

その向かい側で、仲睦まじそうなファミリーが食事を愉しまれていた。

 

 

子(小学生低学年くらい)

「ママ、○○(自分の名前)も、読書感想文したけど、お金持ちなれる?」

 

「(笑)。○○(子の名前)は、お金持ちになりたいの?」

 

「お金がないと何もできないっていう人は、

 お金があってもきっと何もできないんだよ」

 

「忙しいからできない、って言うパパも一緒(笑)」

 

「だね(苦笑)」

 

 

静まる店内。

 

カンカンカンカンカン ♪

(試合終了のゴング)

 

そそくさとリングから退散する、“スメラー”さん達。

聴こえてたかな。

 

ナイスレフェリー。

ジョー樋口(子)&タイガー服部(母)、

そして、ミスター高橋(父)と名付けよう。

 

参りました。

 

 

グルクンのこと

 


グルクンの唐揚げ、だけではない。

 

グルクンは沖縄の県魚。いわゆる「タカサゴ」である。

ダイビング中にグルクンの群れに会うこともたびたび。

 

そんなグルクンの代表的な調理法は言わずと知れた唐揚げ。

国際通りの居酒屋に行くと、海ぶどうゴーヤーチャンプルー、グルクンのから揚げは「沖縄三大観光客メニュー」でなのである。

 

「寿司でも行きますか?」

「えっ?沖縄に寿司屋なんてあるの?」

移住して以来、何百回も繰り返してきた、このくだり。

 

これぞ、観光ガイドブックの悪しき影響。

 

某市場に並ぶ、 「信号ですか?何なら交通規制しましょうか?」 という、赤・青・黄色のカラフルな魚たち。

 

「これって、食えるの?」という、愚問に代表されるよう、 ある意味、沖縄観光に来た “想い出写真” の対象としかなっておらず、 パシャパシャと「ブツ撮り」だけを済ませ、そそくさと退散。にも関わらず、『沖縄は魚が不味そう』という、イメージだけが根付いてしまっている。

 

沖縄で獲れるのは、“信号魚” だけではない。

マグロ類(8,746t)、イカ類(2,207t)、 カジキ類(1,092t)の順で、水揚げされている。

 

実は沖縄は、“生鮮マグロ” の年間水揚高が全国トップクラス。

もともとは熱帯域が起源といわれているマグロ。 年によっても変動はあるが、全国3位の漁獲量を誇っている。

 

漁獲量全体の約6割を占める、マグロ類の中で多く漁獲されるのは、ビンチョウ(ビンナガ)、次いでメバチ、キハダが続く。 近海に漁場が多く存在する沖縄では、クロマグロを始め、キハダ、メバチ、ビンチョウ(ビンナガ)と、マグロ4種類の全てが獲れる。 それぞれ、生息場所、旬の時期、ヒレの形や大きさ、マグロの特色である赤身の色も違う。

 

つまり、年間を通じて、いつでも “冷凍モノ” ではない、新鮮な旬のマグロを様々なバリエーションを楽しむことができるのである。 ダイビングで潜ると、マグロとバッタリ遭遇!なんてこともあるほど、身近な魚なのである。 (ちなみに、あいつら、泳ぐのめっちゃ早い)。

 

美ら海水族館』で有名な沖縄県北部に位置する本部町は、カツオ漁が盛ん。

 

本部町にとって、カツオ漁は、夏の始まりを告げる風物詩であり、刺身屋や飲食店には、『冷やし中華始めました』ならぬ『カツオあります』の張り紙が登場する。

 

毎年、『鯉のぼり』ではなく、『カツオのぼり』が掲げられ、 ゴールデンウイークには、『もとぶカツオのぼり祭り』が開催される。

 

本部町で、本格的なカツオ漁が始まったのは1904年(明治37年)。 それ以来、『カツオの町』『鰹節の一大生産地』として発展してきた。  今でも10月~2月の約5ヶ月間、製造が行われており、タイミングが合えば見学も可能である。

 

趣味=釣り

 

幼い頃から港での陸釣りで育ったという沖縄の方も多い。 週末みなで誘い合わせては、釣りに出掛けている。

 

素人でも大物が狙える「パヤオ」と呼ばれている沖釣りもある。 別名「浮き魚礁」。外洋のポイントに、ウキを浮かべた人工の漁場のこと。 ウキを固定するロープには海藻類が付着し、プランクトンや小魚などが住み着く。 その小魚を食べるカツオ、シイラなどの肉食魚が回遊するようになり、 その中型魚を狙った、カジキや大型マグロなどが集まるという、食物連鎖スポット。 沖縄本島久米島宮古島八重山諸島周辺に100基以上のパヤオが設置されており、その一部が釣り人にも解放。 観光客はもちろん、地元の釣り人にも人気の船釣りポイントになっている。

 

沖縄の海面漁業の特徴は、延縄漁とパヤオ(浮き魚礁)を利用した曳縄漁法が中心。 狙った魚だけを獲る漁法で、自然にも資源にもやさしい方法で漁を行っている。

 

スシロー、はま寿司、くら寿司など大手回転寿司チェーンも沖縄進出を果たし、 連日どこのお店も家族連れのお客さんで賑わっている(コロナ前は・・・)

 

TPOにあわせて、固定でお世話になっているお店が、那覇市内に数軒存在する。

カウンター数席、お任せのみの江戸前寿司屋。 深夜24時からのれんを掲げる、老舗寿司屋。 ランチ営業もしている、博多前寿司屋。

 

東京、福岡、北海道、北陸などなど、 美味い魚が食える地域からいらっしゃっている方でも、お連れすると、 「ココで、これが食えるとは!」 と、沖縄で寿司が食えるという意外性も加味されて、満足していただける。

 

ちなみに、すべてのネタが沖縄で獲れた魚ということではない。 大将こだわりの、季節に応じた旬の魚を、築地、博多などから空輸で運ばれていることもある。

なお、沖縄3大高級魚と言われているのは、アカマチ(ハマダイ)、アカジン(スジアラ)、マクブ(シロクラベラ)。石垣地方では、これに、タマン(ハマフエフキ)を加える。 マグロ、カツオとあわせて、ぜひ、沖縄でお召し上がりいただきたい。

 

那覇空港内4階の寿司屋では、変わり種寿司として、ゴーヤー、ナーベラー(ヘチマ)、ミミガー(豚の耳の皮)など、観光客を一本釣りするために開発したであろう、『これぞ沖縄(ガイドブック仕様の)』というインスタ映えするネタが味わえる。

 

“沖縄魚不味い説” を未だに信じている方、 海人Tシャツを国際通りで調達した後、ぜひ、そちらへどうぞ。

 

るるぶ片手に「私、沖縄に行ってきたの、キャハッ」感は、十分演出できるはずである。

 

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遊牧民のこと

おしぼりコースター。

 

『うちなーんちゅ(沖縄県出身者)』 or 『ないちゃー(県外出身者・本土の方)』 を一瞬で見分けられる方法として、頻繁に紹介されている。

 

慣れとは、怖いもので、『ないちゃー』の私も、無意識でやっている。

 

出張に出た際でも、気が付けばグラスの下には、おしぼりが。 もう、これ癖。

さらに言うと、年に何度も来沖される 沖縄フリークの方々にも “おしぼらー” は多い。

 

なので、 それだけで見抜くことは難しいと思う。

 

あっ、 おしぼりをコースター代わりにする人を、私は勝手に、

 

“おしぼらー”

 

と、呼んでいるだけ。

 

沖縄でこう呼んでいる人は、たぶん、誰もいない。

 

“ぼりスター”(似たようなレコード会社があったよな)

“ぼりコ―”(ヤンキー?ポリコ―?センコー?)

“しスター”(姉妹?)

“おしコー”(・・・ダメダメ)

“ぼりさん”(先輩にいる)

 

など、過去使ってみたが、 色々と思う部分、諸事情があり、 今では“おしぼらー”という名に収まっている。

 

「そもそも、なぜ見分ける必要があるのか?」 と、疑問に思いつつも、沖縄外に飛んだ際に「もしかして、沖縄ご出身の方ですか?」 と、お声かけする判断基準がある。それは、以下の3点セットがすべて揃った時。

 

①:顔立ち→くっきり

②:苗字→沖縄の地名に由来している

③:イントネーショ→「だからよー」

 

うん。

これなら、おしぼりがなくても大丈夫。

 

生まれも育ちも沖縄ではないが、 さすがに6年も沖縄という土地にお世話になると、 我が地元という感情が湧いてくる。 予想外の場所でバッタリ、『うちなーんちゅ』の方にお会いすると『世界の村で発見!こんなところに日本人©テレビ朝日』 的な感覚で、何だか嬉しくなってしまう。

 

「私も、沖縄にいるんですよー!」 と、ついつい話しかけてしまうことが多い。

 

そんな私は、

①:顔立ち→のっぺり、でもないし、それほど、くっきり感満載でもない。微妙。

②:苗字 →偶然!?にも、沖縄にもある似た名前。 ただし、苗字の下に城が付く。

③:イントネーション →仙台弁・標準語・うちなー口(沖縄方言)が混じった雑種。

 

うちなー口(沖縄方言)が強い方と一緒にいると、そちらに引っ張られる傾向だが、  酔っぱらってくると、自分でも、どこの言葉で喋っているのか?訳が分からなくなる。

 

そして、すべてが中途半端になり、どこに行っても、「訛ってる」「キモイ」と言われる悲しい結末に。

 

そう、私は、

『うちなーんちゅ(沖縄県出身者)』 or 『ないちゃー(県外出身者・本土の方)』

の判定がつかない、さすらいの遊牧民

 

「あえいうえおあお かけきくけこかこ」

発音を戻さねば、と ひとり、標準語の発声練習をする春の夜なのである

 

 

 

〆のステーキのこと

 

「沖縄は、〆のステーキでしょ?」

アメリカンなステーキを最後に食いたい」

 

と、ケンミンショーネタの猛プッシュ。 

 

“〆のステーキ” は、都市伝説。

 

事実、私自身も、あまり“〆のステーキ” 体験はしたことがなかったし、

移住者・沖縄の方問わず、私の周囲から、「“〆のステーキ” でも行きますか?」

なんて、セリフは聞いたことがなかった。

 

あくまでも、私が想像するに、

遅くまで開いている店がない中で、 ステーキ屋は、割と遅い時間まで営業

  • 都内に比べるとラーメン店が少なく、〆のラーメン文化が根付いていない(ここ最近は増えてきたが)
  • 24時間営業の有名な、  うちなー食堂のメニューに、ステーキがある

 

と、いう事象が脚色され、“〆のステーキ” という都市伝説が生まれたのではないかと。

宮古島の繁華街の中心部にある「喫茶レオン」のステーキが発祥という説も・・・)

 

 

が、これが、どうも都市伝説ではなくなってきた。

 

『いきなりステーキ』も沖縄進出を果たし、沖縄生まれの『やっぱりステーキ』も全国に進出している。

 

昼11時から、朝7時まで営業という、スーパー肉野郎の強者店も出現し、連日多くのお客さんで賑わっている。

 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

沖縄は、“〆のステーキ” 

 

ある意味、その言葉に洗脳されるように、都市伝説が伝説ではなく、リアルになってきている感じにビビりつつ、

 

“〆のステーキ” 

 

という、沖縄文化形成の一翼を自分も担っている感じがして(おこがましい!)

ついつい、客を引っ提げ、スーパー肉野郎の強者店に突撃してしまうのである。

 

なお、〆のステーキに限らず、

基地近くのステーキ屋で、日本のような上品な肉だけではなく、ゴリゴリのアメリカンなステーキにむしゃぶりついている米兵を見ると、日本人はつくづく農耕民族だなと感じるのである。

 

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牛歩戦術のこと

 


本屋。

あの空間が好きだ。

 

店頭で手に取り、ページをめくって品定め。

気がつけば、数時間、滞在しているなんてことも。

 

街の本屋のみならず、大型書店も、圧倒的に少ない沖縄県

都道府県別書店数では、下から数えて、全国で10番目以内にランクイン。

 

そのせいもあってか、書店に訪れた際は「せっかく来たから・・・」と、

ついつい、滞留時間が長くなり、まとめ買いをしてしまう。

 

 

この時期の沖縄は天候が不安定。

定期的に寒冷前線が通過し、荒天と晴天が交互に訪れる。

沖縄=年間通して『青い海・青い空』は、旅行会社やエアラインが作り上げた “幻想” の世界。それは、主に夏だけのもの。

 

確かに、都内よりも気温は高いが、年中半袖・短パンで終日過ごせるハワイ的な要素はない。

ビーチもクローズ、海水浴は不可。

北風の影響より、ダイビングボートの出航率も、ガクンと落ちる季節。

 

琉球ガラス、シーサー作り、やちむん焼き、ミンサー織りなど伝統工芸体験。

美ら海水族館琉球村、おきなわワールドなど観光施設行脚。

ひめゆり平和記念資料館、沖縄県立博物館・美術館など資料館巡り。

オリオンビール泡盛酒造所など工場見学。このシーズン限定のホエールウォッチング。

 

冬の沖縄・雨の日の過ごし方は、数あれど、ヨーロピアンのバカンス気分で、

沖縄内の書店で、のんびり本を見繕う、ホテルでゆっくり読書なんぞ、いかがたろうか。

 

那覇市内中心部にある、某大型書店。

2009年4月にオープンした日本最南端のこの書店には、

都内では出回っていない、在沖縄の出版社が発行する良書が並ぶ。

衣食住から、観光情報・歴史・文化、料理・政治・宗教まで、その数15,000冊以上。

 

ここまで、『沖縄関連本』を取り揃えているところは、なかなかないのでは。

 

もちろん、売り場面積、在庫数150万冊は、沖縄最大。

 

通常流通には乗らない『沖縄本』が発見できるとあって、

沖縄好きの方なら、きっと、ワクワクしていただける場所だと思う。

 

私の場合、ココで見つけ出した一冊をお土産とし、引っ提げて行くことも多々。

結構、喜ばれている。

 

ついでに、参考情報をひとつ。

 

ゆいレール(モノレール)の最寄り駅は美栄橋(みえばし)駅。 

ちなみにゆいレールの改札に切符を通す “吸い込み口” はない。

(昔は吸い込み式だったのだが・・・)

 

切符の先端に印字されている、QRコードを読み取り口に、ピタッとかざして通過する。

SuicaPASMO等の主要交通系ICカード相互利用も不可。(2020年3月10日から利用可能)

 

このQRコードが、尋常じゃなく読込みされない。

ほんと笑ってしまうほど。

出るときもQRコードをかざして、出た後は捨てる。

なぜ吸い込み式からQRコードに変えたのか、いまだに理由が分からない。

 

となると、必然的に、急ぎ足で通過することは不可能。

改札に挟まれること間違いなし(それはそれで、ご堪能いただきたいが)。

必然的に、“牛歩戦術” をとる羽目になる。

 

「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」

 

ここは、沖縄。

探し当てたお気に入りの本を片手に、のほほんとゆいレールに揺られるのも悪くない。

 

 

 

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ヤギのこと。

 


「 “ヒージャー” と “シージャー” だけは間違えるな」

 

沖縄に移住した際に、現地の同僚から貰ったアドバイスである。

私だけかと思いきや、移住者が割と指摘される “沖縄あるある” 的なもの。

 

それぞれ、うちなーぐち(沖縄方言)で、

“ヒージャー” =ヤギ

“シージャー” =先輩、年上の方、兄、姉 

を、表わす。

 

沖縄入りした方々をお迎えする際、

「沖縄の人って、ヤギを食べるんでしょ?」

と、聞かれることがしばしばあるが、誤解がないように先に言っておきたい。

 

・別に、毎晩、ヤギを食ってるわけではない。

・沖縄でも、ヤギ(料理)が苦手な方もいる。

 

代表的なヤギ料理は、 『ヤギ汁(ヒージャー汁)』 『ヤギ刺し(ヤギの刺身)』。

『ヤギ汁(ヒージャー汁)』は、 結婚・入学・卒業・引っ越し・新築など、沖縄で祝いごとがある際に食される、おめでたい食べ物。栄養価が高く、スタミナ食・滋養食として効能があると言われ、店で食べると、一杯1,000円以上する高級品。スタミナ・滋養食なので、結婚式で、新郎新婦に食べさせるという風習もあるらしい。

 

ヤギ汁は、癖があるものが多いので、

ヒージャー” 処女 “

ヒージャー” 童貞 "

の皆さんには、まず『ヤギ刺し』から トライすることをオススメしている。

 

汁に比べて、独特のニオイが少なく、 部位によっても異なるが、いわゆる、食感コリコリ系。おろしニンニク・おろし生姜・醤油等につけて食べる。

 

お店によっては、『ヤギの “睾丸” 』 を出してくれるところもあるので、

ふ・で・お・ろ・し・が・と・も・ぐ・い。 (筆おろしが、共喰い)

にならないよう、 “ヒージャー” 童貞の皆さんには、どうかお気を付けいただきたい。

 

また、飲んだあとの締めとしての需要も高く、ラーメンではなくヤギ汁を締めに食べる風習は那覇から離れるほど強く、ヤギ汁屋も夜中までやっている。

その時はぜひ温かいお茶で召し上がっていただきたい。脂分が強く、冷たいビールなどと一緒に食べると「だめだよ!脂が固まるさー!」とおばぁに叱られてしまうのである。

 

なお、那覇市内の都心を離れると、草むらや畑に、繋がれているヤギがいる。 その多くは、ペットとして飼ってるわけではない。

 

 

 

 

まあ、そういうことなのである。

 

 

 

 

沖縄の方は、目上の人をとても大切にする。

在学時代が被っていなくとも、同じ学校の卒業生であれば、“シージャー” は、絶対。

(私立等の一貫性の学校が少ないせいか?) 大学繋がりより、中学、または、高校の繋がりが強い。

 

「やー、何中ば?」

「○○中です」

「じゃ、○○知ってるね?あれ、俺の○○さ」

 

と、一気に距離が近くなり、必ずと言っていいほどどこかで人と人とが繋がってくる。

仕事で揉めていても同じ学校出身者だとわかるとスムーズに事が進む、なんてことも。

 

“シージャー” が絶対な分、めちゃくちゃ可愛がってくれるのである。(移住者としては、何とも羨ましい部分)。

 

そして、他の地域より同窓会も多い印象。 

告知方法は、道に掛かる横断幕。

 

『○○中学校 第○期生 同窓会開催』

 

日時・場所・会費等の案内とあわせて、個人情報ってなんですか?と言わんばかりの幹事のケータイ番号が載った、横断幕が道路沿いのフェンスに設置されている。

男女それぞれ幹事がいて、女性はカッコ付きで、旧姓を補足記載。

人通りの多い、というか、その学校出身者が多く通るであろうルートに設置されていることが多い。

 

SNSがこれだけ普及した今でも、横断幕を見た同級生等が、いついつにどこどこで、同窓会やるみたいよ~。と伝えていくケースが多いとか。

 

車社会の沖縄ならではである。

 

その珍しさのあまり、パシャパシャと写真撮影をしている観光客の方を、たまにお見かけするが、マスキングなしでのSNS拡散はご遠慮いただきたい。

 

沖縄への観光客は、リピーターが7割。

“俺、沖縄知ってるぜー” 臭ムンムンの、自称沖縄フリークの皆さん。

うちなーぐち(沖縄方言)を使うのは良いですが、調子に乗るあまり、誤って、 『“シージャー” 汁』 と、注文しないように、ご注意いただきたい。

 

「同じ中学出身だったら、ぶっ飛ばしてる」と、怒れらること間違いなしである。

 

 

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